No.181 2003年05月29日(木)



ブリタニアにかつてない程の大規模な地震が発生し、崩落した洞窟の先に広大な未開の土地を発見した
その大地では蛇族、蜘蛛族などの未知の生物たちによる戦争が繰り広げられていた

かの地を人々はこう呼んだ。 失われし大地  ロストランドと・・・。



翌日、噂の考古学者たちを探してロストランドを片っ端から探し歩いた
パプアから沼地を抜け、鬱蒼としたジャングルを突き進み、そして北部の砂漠地帯まで辿り着いた

頭からローブを被り、砂嵐の中を歩き続けること数時間・・・・ 遂に発掘隊のテントを発見!


   


パドメ『ごめんくださ〜い。誰かいませんか?』


テントの中に人影は無く、発掘に用いる道具等が置かれてあるだけだった

よく見ると毛布の傍に一冊の日記帳が・・・・。

悪いとは思いながらも、何か手がかりがないかと日記帳を手に取る


   





パドメ『財宝はワイバーンが守護しているということかしら?』


ん? なにやら外が騒がしくなってきた。 考古学者たちが戻ってきたのかな?

テントの外に出てみると、こりゃ驚いた!


   


どうやら財宝発掘の噂は既にブリタニア中に広まっていたらしい

世界中から名うてのトレジャーハンターたちが続々と集まり始めていた


ライバルが多すぎるかも・・・・ (__;



  次回へ続く

 

No.182 2003年05月31日(土)



テントの前では相変わらず、沢山の冒険者が考古学者たちの帰りを待っていた

しばらくすると、日記を書いた助手のジーンだけが戻ってきた


パドメ『こんにちは。ロストランド調査隊のかたですね?』

ジーン『あら初めまして。そうですけど、調査隊と言っても私の他には先生と犬のパルだけなのよ^^
    先生はともかく、パルは頭が良くてしっかり者だから頼りになるわ。
    でも、実はパルが昨日から病気になってしまって、先生がいま病院へ連れて行ってるの。
    研究費が底をついてしまって、治療費も払えないのに。とても心配・・・』


   


ロック教授『ただいま』

ジーン『あ!先生、パルの具合はどうでした?』

ロック教授『あまり芳しくないようだよ。原因も判らないそうだ』

ジーン『そうですか・・・。
    先生、パルの治療費のこともありますし、あの話をお受けになりますか?』

ロック教授『あぁ ムーングロウの魔法学校ライキュームでの講義の依頼か。
      本当はお金のために研究の時間を割かれるのはイヤだけど・・・
      パルのためには仕方ないか。
      誰かライキュームまでゲートを開いてくれるかい?』


ロック教授は冒険者が出したゲートからライキュームへと向かった
集まっていた冒険者たちの半数くらいが一緒に着いて行く


ちょうど入れ代わりで茶色のローブを纏ったヒーラーが走ってきた


マーコス『【The Healing Hand】の者ですが、お預かりしていたパル君。
     ちょっとここでは説明し難い病気にかかってる可能性があり、
     飼い主の方に至急来ていただきたいのです』


冒険者『説明し難い病気ってなんだ? もしかしてSARS!?』


ジーン『!!! 先生は今出かけておりますので、代わりに私が参ります』

マーコス『えぇ 助手のかたでも結構です。ではゲートを出しますので急ぎましょう』




マーコスの出したゲートにジーンが飛び込む。そして冒険者たちも後に続く


しかし着いた先にはオークの集団が待ち構えていた!


戦闘に突入するが、所詮はオーク。すぐに冒険者たちによって殲滅される



ジーン『診療所なんてどこにも無いじゃない。これはどういうこと!?』


マーコスはヒーラーローブを脱ぎ捨てて、魔法使いの格好になった


マーコス『多少手荒な事をしてしまった事を謝罪しよう。
     しかしどうしても貴方だけに会いたい用件があったのでね・・。』

ジーン『あ、あの?どうして私に用事があるんですか? パルは?』


マーコス『それは今は話すべき時ではないのだ。
     とにかくこれから私と一緒に来てもらう。それから・・・』



マーコスは周囲の冒険者たちに向かってこう言い放った


マーコス『残念ながら貴殿達には、ここから先は来て頂くと困るのだが
     私は無益な殺生、流血は好まない。すまないが引いて欲しい』


   



パドメ『そうはいかないわ!』

冒険者『断ると言ったら?』

冒険者『この人数をどうにかできると思ってるのかw』



マーコス『まあ、貴殿達ならそう言うと思ったよ。
     では少し私のPETの相手をお願いしよう。蠍とはいえ侮れないから気をつけてくれたまえ。
     死にたくない奴は立ち去るがいい!』


マーコスが呪文を唱えながら杖を掲げると、大きな毒サソリが召還された

   

大パニックの中、戦士たちが壁となってサソリを抑え、メイジたちが後方から攻撃魔法を撃つ



マーコス『さてこの隙に・・・
     本当はLadyにこのような事はしたくないのだが・・・ 仕方あるまい』


 *ボディに一発*


ジーン『ウ・・ 先生・・助けて・・・』


マーコス『では・・・彼女は必ず無事解放する。心配しないように伝えてくれ』


マーコスは気を失ったジーンを担ぎ上げると、そのまま姿を消してしまった
サソリと戦っていた冒険者たちも、二人が居なくなったことに気づき始めた


パドメ『早くこのことをロック教授に知らせなくては!』



  次回へ続く

 

No.183 2003年06月02(月)



ムーングロウの魔法学校へ赴き、講義中のロック教授を見つけて事の顛末を伝える


   


ロック教授『なんだって! ジーンが拉致された!?』


ロック教授と冒険者たちとでこれからの対策を話し合っていると
部族衣装にウォーフォークを構え、砂漠オスタに乗った怪しげな一団が登場した


冒険者『盗賊団だ!ガード!』

砂漠オスタ団フィリップ『そんなチンケな名前と違うぜ。
            俺たちゃ泣く子も黙る【砂漠のオスタード団】だ。あんだすたん?』


   


  あとで知った話だが調査隊と砂漠のオスタード団の間には、先日既に一悶着あったらしい。
  砂漠の真ん中にあるオアシスの貴重な水をめぐって、占有権を主張するオスタード団と一触即発の危機に!
  しかしオスタード団リーダーのミカエルが、助手のジーンに一目惚れして最終的には和解したそうな。



砂漠オスタ団ミカエル『なんだとぉ!あの嬢ちゃんが攫われたってのは本当か!?兄弟!』

ロック教授『そうらしいんだ。困ったことになった・・・』



砂漠オスタ団ミカエル『おぅおぅおぅ!こいつを見過ごせるか兄弟!?』

砂漠オスタ団フィリップ『仲間が困ってる時は助ける。それが砂漠のオスタード団の掟だぜ兄弟!』



ロック教授『ありがとう。皆で話し合ったんだが、先ずはパルを預けた診療所へ行ってみようと思うんだ。
      パルの優れた嗅覚で、ジーンの行方を追跡できるかもしれないし。
      それにジーンを連れ去った男は、パルの病気についても知っていたんだよね?』


冒険者『はい。確か【The Healing Hand】から来たと言ってました』



一行はミノックにある診療所【The Healing Hand】へ移動した



ウェンディ『あ!パル君の飼主のロックさんですね?実は大変なことになってしまったんです!
      私がちょっと目を離した隙に、パル君が逃げ出してしまいまして。
      なんとお詫びしたらいいのか・・・・』



パドメ『きっとジーンの危機を察知して探しに行ったのよ』

ロック教授『うん、そうに違いない』


ウェンディ『ワンちゃんの事がとても心配です・・・』


どうやらこの診療所は、ジーンの誘拐と無関係だったようだ



砂漠オスタ団ミカエル『その犬っころが探しに行きそうな場所とか見当つかねぇのか兄弟?』

砂漠オスタ団フィリップ『思い出の場所とかよぉ。覚えてないのか兄弟?』


ロック教授『うーん、・・・・・う・・・ぅ・・・ぅぅぅ あぁぁ *ガクガク*』


突然苦しみだしたロック教授は、なんと見る見るうちにラットマンの姿に変貌していった!


   *ちゅー*


冒険者『ネズミになった!!!』



   



冒険者たちが驚いて大騒ぎしていると、ロック教授は間もなく元の人間の姿に戻ったのだった


砂漠オスタ団ミカエル『ど・ど・どうしちまったんだ!? かなり驚いたぜ。』



ロック教授『驚かせてしまってごめんよ。前の冒険で少々ミスをしてしまってね。
      呪いを掛けられて徐々に身体がネズミ化しているんだ』


砂漠オスタ団ミカエル『おっかねー。おい、お前らも呪いには気をつけろよ兄弟』

砂漠オスタ団一同『あいあいさー!*ブルブル*』


冒険者『前の冒険ってフェルッカのデスパだったりしてw』



ロック教授『実は今回のロストランド探索も、この呪いを解くのが目的なんだ
      研究の結果、呪いを解くには【奇跡の水】が有効かもしれないことが判明してね』


パドメ『奇跡の水?』




ロック教授『【奇跡の水】とはロストランドに存在するという、ある液体の呼称だよ
      その性質は原始的であるも限りなく純粋な物質で、
      体内に取り込む事により様々な浄化作用を期待できるらしいんだ
      ただ余りにも清らかすぎる媒体なため、そのまま摂取すると猛毒になると言う説もあってね
      それを回避するには【聖なる器】と呼ばれる物も必要だとされているんだ』


(説明の最中にも何度かネズミの姿に変わっている)



砂漠オスタ団ミカエル『で、犬っころの居場所は見当がついてるのかい?兄弟』


ロック教授『*ちゅー*』(またネズミになってる)



砂漠オスタ団ミカエル『ムカッ! もうネズミ男はチーズでも食ってろ!
           1週間後にまた来らぁ!それまでに思い出しとくんだぜぃ!』




お宝が金銀財宝じゃ無かったという事実(泣)

ジーンとパルの行方は? 奇跡の水が眠る場所とは?

果たしてロック教授は呪いから解放されるのか!?



  次回へ続く

 

No.184 2003年06月07(土)



冒険者の協力のもと大捜索が行われたにも係わらず
依然としてジーンとパルの行方は分からない
ロック教授は万策尽きたといった落胆の表情を浮かべていた  


ミカエル『おぅおぅおぅ、道あけやがれコンチクショウ!』

ロック『何か情報は掴めたかい? 私は八方尽くしたんだが・・・』


ミカエル『ふん!もちろん俺様はすげぇー情報を仕入れてきたぜ。
      聞きたいか?
      聞きたかったら頭をさげなΨ(`▽´)Ψ』


 
ロック『やあそんな。私に頭をさげられても困るんだが』 ミカエル『俺じゃねえ!お前が下げるんだよボケネズミ! オラァ周りのお前たちも頭下げやがれ!』 *ぺこぺこ* *ぺこぺこ* *ぺこぺこ* *ぺこぺこ* (冒険者たちが一斉に頭を下げる) ミカエル『よ〜し、じゃあ教えてやる。ここから北へ行ったところに灯台がある      そこでジーンちゃんらしき人影を見たという奴がいたんだ』 冒険者『おぉ!さすが兄貴!』 冒険者『早速行って見ましょう!誰かゲート出せる?』 ミカエル『さぁジーンちゃんを助け出しにいくぜ! いいか助けるのは俺様だからな!』 ロック『ところで一つ質問なのだが・・・・   灯台はどっちかね?』 冒険者『先生、さっき北って言ってたよ (._・)ノコケ』 ミカエル『頭の中までネズミになったか? お前はもうドブで生き抜け』 ロストランド最北の灯台へ移動 間もなく灯台の中に軟禁されていたジーンを発見した。しかし誘拐犯マーコスの姿は無いようだ ミカエル『ジーンちゃん俺だ!助けに来たぜぃ』 ジーン『誰?』 ミカエル『おぃおぃおぃ、俺は愛するジーンちゃんのために砂漠を探し回ったんだぜ(泣)』     ロック『ジーンここにいたのか。無事だったかい』 ジーン『先生、心配かけてごめんなさい』 ミカエル『おぃー・・・』 冒険者『兄貴、無視されてるw』 パドメ『ところでここに連れてきた誘拐犯はどこにいるの?』 ジーン『誘拐犯って彼のこと?』 冒険者『彼!? 犯人を彼って呼ぶか普通・・・』 ジーン『確か八つ足守るところへ行く・・・って言ってたわ』 ミカエル『おー そうだった。俺は犯人を追うぜ!』 パドメ『八つ足? ・・・・ 蜘蛛 ・・・・ テラサン砦?』 ジーン『もしあの人を見つけても、手荒なことはしないでほしいの』 冒険者『惚れたのか・・・?』 ジーン『彼には、きっと彼の考えがあるだろうし・・・』 ミカエル『彼って言うなーTT』 ジーンの様子が少しおかしいのが気になるが、我々は誘拐犯マーコスを追うことにした はたしてテラサン砦にマーコスは居るのだろうか   次回へ続く

 

No.185 2003年06月10(火)



八つ足守るところ

この言葉からマーコスの居場所をテラサン砦と推理した冒険者たちは、戦いの準備をして出陣に備える


ミカエル『野郎ども! とりあえず彼っての殺しにいくぞ!』

冒険者『テラサン砦か、地獄見そうだな・・・』



砂漠のオスタード団メンバーを先頭に
その後ろに数十人の冒険者たちが続き、テラサン砦へなだれ込む  


冒険者『うわぁぁぁぁぁ・・・』(死亡)


侵入を阻むテラサン族戦士との死闘で犠牲者が出始めたが
圧倒的な人数でゴリ押しして、砦の奥深くまで攻め入って行く
 
そして滝上に架かる橋で遂に我々はマーコスを発見したのだった     ミカエル『おぅおぅおぅ! 見つけたぜ、この彼野郎!なんでこんな危ねぇとこにいやがる!』
マーコス『これはこれは、オスタード団のリーダーもご一緒とは』 ロック『ジーンがお世話になっていたようで・・・』 マーコス『彼女には少々手荒な事をしてしまった』 ミカエル『手荒だと!? ぬっ殺すぞ コノヤロウ!』 ロック『君にいくつか質問があるんだが』 マーコス『伺おう。私が答えられる範囲でなら答えよう』
この間にも鍔鳴りの音と悲鳴は絶えず、盾となって支えていた冒険者たちの被害は徐々に拡大していた ロック『ここは少々危険すぎる。私のテントまで来てくれないだろうか?』 ミカエル『テントがおめえの死に場所だ!』 パドメ『まぁまぁ、ここは押さえて』 マーコス『殺してくれるなら・・・ 有難いかも知れぬ・・・』 パドメ『???』 我々はマーコスを連れてテラサン砦を脱出した 犬のパルの行方は未だ不明のまま・・・ 次回、マーコスが危険なテラサン砦に単身潜入した衝撃の理由が明らかになる   次回へ続く

 

No.186 2003年06月11(水)



マーコスを連れてロストランド砂漠の調査隊テントまで戻ってきた
テントでは既に灯台から開放されたジーンが待っていた



マーコス『怖い思いをさせてしまったね。再度謝ろう。』

ジーン『いいえ・・しかたありませんわ』


どうやらジーンは我々の知らない何かを知っている様子だ


ロック『さて、君にいくつか質問があるんだが、先ずは君の目的を聞かせてくれないか?』

マーコス『あなたと同じ・・・と言えば分かるだろうか?』

パドメ『呪いを解くための奇跡の水?』



マーコス『呪い・・・そう。それを解く方法を私も探している』

ロック『呪いを解く手がかりをどうして君が!?
    もし同じ目的とするなら、君も呪いに掛かっているという事なのかね?』


   


マーコス『そういうことだ・・・。そして、どうやら先ほどの場所。
     あそこに奇跡の水があることは突き止めた。
     八つ足・・・ 彼らが守る場所、テラの聖地』

冒険者『宇宙の泉!星の部屋か!!』



ロック『蜘蛛とその場所にある奇跡の水、もう少し詳しくおしえてくれないか』

ジーン『でも奇跡の水の所在が分かったなら、もう何も心配は無いんじゃないの?』



マーコス『そう、場所は分かっているのだ。しかしそのまま汲みだすと普通の水に戻ってしまう。
     飲む手段が分からないのだよ。

     君たちはこんな伝承を聞いたことがないかね?
     
     セイナルウツワ ハイズルモノ ヤツアシノモノニマモラレシ

     *ここは破れていて分からない*

     ウツワカラコボレシミズハ キセキヲオコサン』



ジーン『なにか分かります? 先生』

ロック『聖なる器が必要らしいことは私も調べているが』


マーコス『この文献の破れた部分に、何かヒントがあるはずなのだ。
     これが先程の伝承を書き写したメモだ』


ロック『這いずる者
    八つ足の者に守られし・・・

    破れているな。その先は・・・』


ミカエル『あのよぉ・・・』

マーコス『ん? オスタード団のリーダー殿、何かご存知なのかね?』

ジーン『あなたには絶対無理だと思うの』

ミカエル『なんでだよ(泣)』



マーコス『ウゥ・・・! お話の途中ですまないが、私はもう行かねばならぬ
     じ・・・時間が無い・・・ *ガクガク*』


マーコスはそう言い残すと、ダッシュでその場を走り去った


ミカエル『あ!待ちやがれコラ!』


ミカエルも即座にオスタードにムチを入れて追いかけて行った
しかし暫く後にミカエルだけが戻ってきた


ミカエル『あのバカ、本当に呪いに掛かってやがる
     おまえがネズミに変わるのと同じように、途中で薄汚ねえ犬に身を変えて逃げて行きやがった』

ロック『犬に・・・』



ミカエル『ところでよ。さっきの犬野郎がなんか小難しい事言ってたよな?
     ヤツアシどうとか、ハイズルどうとか。

     あれって誰でも小さいときに良く歌ってなかったか? みんな歌ってただろ?』


冒険者『はぁ?(・_・)』



ロック『私は歌が苦手で知らないが。ジーンは歌ってたかい?』

ジーン『いいえ・・・  ハッ!
    もしかしたら、砂漠の民だけに伝承された歌なのかもしれませんわ』


ロック『なるほど!!!』



  次回へ続く

 

No.187 2003年06月13(金)



奇跡の水と聖なる器について記された重要な文献は、長い年月の間に一部が破れ永遠に失われてしまっていた
しかしその全文が歌の歌詞として砂漠の民に伝承されていたらしい



ジーン『その歌、始めから歌えますか?』

ミカエル『聞きたいの?ジーンちゃん』



ジーン『ええ、とっても! *はぁと*』

ミカエル『よ〜し、わかった! 

     おめえら!ジーンちゃんから俺様へのリクエストだ! 手拍子たのむぜ!』



冒険者『ジャイアンリサイタルきたー!\(≧∇≦)/』


冒険者一同『 きゃ〜〜〜!!*パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ* 』



ひとつ大きく咳払いをすると、ミカエルは威勢良く歌い始めた



ミカエル『聖なる器♪ 這いずるもの〜♪』


冒険者『いきなり出だしがそれかよw』



ミカエル『八ツ足のものに♪』


冒険者『ずいぶんストレートな歌詞ですね^_^;』



ミカエル『守られし〜♪』

冒険者一同『 *ぱん♪*(手拍子)』



   



ミカエル『…まもられしー』

冒険者一同『 *ぱん♪*(手拍子)』



ミカエル『…まも。』

冒険者一同『 *ぱん♪*(手拍子)・・・ 歌詞忘れたのでは? *ひそひそ*



ジーン『まも?』



ミカエル『すまねぇ…、忘れちまった。でも声はいいだろ?』

ジーン『え、、ええ、素敵な歌詞でした 』


冒険者『きつい・・・・ 歌詞がよかったのね。。。』


冒険者『切なさが炸裂しています!リーダー(泣)』



ミカエル『ジーンちゃん、俺の歌を最後まで聞きたいかい?』


ジーン『ええ、できれば』



ミカエル『よ〜し! 村に帰って仲間に歌詞を聞いてくるから、1週間ほど待っててくれよ』


ロック『おぉ!ぜひ宜しく頼むよ』



ミカエル『お前にじゃねぇ、ジーンちゃんに会いに来っからな!』


ジーン『はい、期待しています!』



ミカエル『じゃぁな、おめえら! 日差しに気を付けろよ!』


冒険者『わけわからん^_^;』



  次回へ続く

 

No.188 2003年06月16(月)




冒険者『どぉ?解読作業は進んでいるの?』


テントの外から掛かる心配そうな冒険者の声に対してジーンはその日何度目かの問いに答えるが
しばらくすると他の冒険者がやってきて同じ問いかけ、その繰り返し。 

ジーンはそのたびに答えるが、その答えといえば・・・ 


 「まったく」 
 「全然」 
 「ちっとも」 


言葉は違うが解読作業の進捗の状況を聞いた冒険者は落胆し皆ため息混じりにテントを離れていく
その様子をテントの入り口から見送る。これも繰り返し。 



ジーン『何人目かな・・・』


ロック『また、お客さんかい?』	


ロックが本の山から顔をあげジーンの方を向く
その顔は普段と変わりないように思えるが、ジーンは彼がとても疲れているとなんとなく感じていた



ジーン『はい、冒険者の方々が朝からひっきりなしです』


ロック『そうか、心配をかけるなあ』




ジーン『解読はすすんでいますか?』


ロック『残念ながら芳しくは無いね』



これも何度も繰り返された会話

ジーンは軽くうなずくとテントを出る、もう日も高い、食事の準備もある



ジーン『これでよし・・・っと』



   



魚を焼いている焚き火をジーンがチェックしてテントの中に戻ると、ロックは相変わらず本に埋もれながら唸っている。


ジーン『ふう・・・』 つい、ため息が出てしまう


そんなジーンを一瞥するとロックは再び本の山に顔をうずめた


テントの外から香ばしい匂いが漂ってくる
何時間にも感じられる(実際には数十分なのだが)そんな重苦しい空気の中 


ロック『パルがいればなぁ・・・』 


その呟きにジーンは何も言わず、テントの天井を見つめている 


ロック『パルがいればなぁ・・・』 


再びロックが呟く
 

ジーンはロックのほうに向き直ると彼の机の上に目を走らせる
ロックは古文書とマーコスから得たメモ、そしてミカエルが歌った歌詞の走り書きを真剣に見比べている



ロック『ジーン、君もそう思わないかい?』 


ジーン『いくらパルでも暗号の解読までは出来ないと思います』


 ・・・・・・・


ジーン『 *実際、出来なかったし* 』 今度はロックに聞こえないように呟いた 


再び沈黙が二人を覆う、しばらく後に今度はジーンがそれを破った


ジーン『先生・・・、先生はパルを頼りすぎていたと思います。パルの気持ちを考えたことはあるんですか?』



ジーンは溜息をつくとテントの隅にうずくまり、ぼんやりと先日の事を思い出していた・・・



大灯台にてマーコスに聞いた事実、呪いのこと、すべては自分達に非があるのだと判った時のこと・・・
パルがパルで無いと知ったときの事に思いを巡らした
 


ジーン『先生、少しお休みになられたほうがいいです。ご飯も・・・』 



そうだ・・・ご飯は・・・ 
言い淀みテントのそばにある焚き火を見ると魚が黒焦げになっているのが見える



ジーン『先生、ご飯はもうちょっとかかりそうなのでやっばりもう少しがんばってください』 



ジーンは再び溜息をついて立ち上がり、ロックと自分の遅い昼食をとるための準備を再び始めたのだった



  次回へ続く

 

No.189 2003年06月20(金)




ベータテスト期間中で無料で遊べる『ザ・つっぱりネットワークゲーム ☆ 疾走、ヤンキー魂』をダウンロードしてみる



      



さっそくキャラ作成してログインしてみると、家具が何もない自分の部屋から始まった
部屋の中には、自分の他に陽気なオカンが一人

オカンにゲームの説明を聞いて、早速町に繰り出してみる


   暴走族バーティゴを旗揚げ、現在メンバーは自分だけ
しかもチャリ(泣)

とにかくこっから俺のヤンキー人生の始まりだ

ナイフみたいに尖っては、触るもの皆傷つけてやるぜ!

気分良く街をチャリで疾走していると、なにやら目つきの悪い集団に取り囲まれる     目の前で飛行機乗りやらヤンキー座り乗りやらのライディングテクを見せ付けられ あれよあれよという間に、どうやら初戦のバトルは惨敗してしまったようだ 訳も分からぬまま、オロオロしている俺に一人の女性が声をかけてきた 悠木もも『見ちゃいられないねぇ』     声の主はチーム美麗の悠木もも総長 ヤンキーとしての生き方をレクチャーされ、更に仮メンバーとしてチーム美麗に加えてもらえることになった 鷹次郎『自分!名前は鷹次郎、人呼んで火の玉タカっす!夜露死苦!』 悠木もも『夜露死苦!』 尊師『夜露死苦!』 憂心『夜露死苦!』 チーム美麗に拾われた俺は、原チャの後ろを必死にペダルを漕いで着いて行く 隣町まで走ったところで再び他チームとバトル勃発!     総長の片手倒立の大技が決まり圧勝!!! どうやら難易度の高い技を決めて、相手チームより目立てば勝ちになるらしいw バトルに勝利して男気(経験値、お金として買い物もできる)が格段にアップ♪ 俺も早くチャリを卒業して原チャにクラスアップしたいぜぃ!

 

No.190 2003年06月22(日)




原チャに乗ってる人と一緒に走ると、楽に男気が貯まる事に気づいたので
今日もお願いして他チームに入れてもらう

ぱおきっく氏率いるチーム巣華隊

  


なんだか見たこともないド派手なフォーメーション技で、破竹の快進撃を続ける

男気もかなり貯まってきたので、そろそろツッパリレベルが2に上昇するかも\(≧∇≦)/



十分走ったので今日はそろそろ解散しようという事になったとき、ぱおきっく氏から相談を持ちかけられる


ぱおきっく『なあ、物は相談なんやけど。鷹のオカン譲ってくれへん?』


鷹次郎『オカン? あの部屋にいるオカン、他の人に渡せるの?』



ぱおきっく『うん、最初にゲームの説明してくれるけどその後は不要みたいやし

      NPC店舗に売っても50円でしか買い取ってくれへんねん

      だけどワイはオカンコレクターやから(笑) 高く買いまっせ〜』



鷹次郎『う〜ん、そうなのか・・・』



ぱおきっく『そや、鷹のチャリ まだカスタムしてへんなぁ。カウルとかと交換でどないや?』


鷹次郎『売った!(即決)』



     



改造パーツとオカンを交換する(←鬼)     一気にカッコよくなった俺のマシン



ぱおきっく『あのな、もしオカンが恋しくなったらいつでも返すから遠慮なく言ってや』


鷹次郎『カウルげっとーー!\(≧∇≦)/』


ぱおきっく『・・・・・W』



パワーアップしたニューマシンでコンビニの駐車場へ乗り付けると
茶髪のヤンキーえんぞうに会う

えんぞうは数日前に俺がヤンキーの道に引きずり込んだ
チューイのキャラである
   
暴走族バーティゴのメンバーは2名となり、これでようやくチームと呼べる体裁が整った 俺たちはその日、夕日に向かってどこまでも疾走り続けたのだった