No.361 2004年12月29日(水)



ツガル引退につき財産の一部を譲り受けた。
手渡されたメタルボックスを開けて中身を確認する。


  


え〜っと、先ずは小切手が3枚、額面は100万だから3枚で300万か、、、


 300万!!!( ̄□ ̄;


えっと・・・ なに買おう?(^_^; AFもう一個買っちゃうか、もしくはポネットにもステスク+25入れちゃうか。


他には褒章サンダルが山盛り、120パワスクが数枚、レア数点、漆黒布、エセ馬、レベル6地図、等など。

ありがたく使わせて頂きますm(_ _)m




話は変わって最近知り合ったカノさん。

5年前に引退されたのだが、UOSEを契機にブリタニアへ復帰。
雰囲気はおっとりめの女性なのに、ひとたび対人戦が始まれば恐ろしい鬼人と化す。

元仮想戦ギルドマスターのレスタットさんとの一戦。
5年もブランクがあったのに何故秒殺できるのだ!?Σ( ̄□ ̄;


カノさんだけ装備をNQにして貰うも結果は変わらず。
無謀にも挑戦したポネットは、全く反撃することもできずに焼き殺されてしまった。


カノープス『実は5年前に北斗派閥でKPランキング1位でした(´▽`)』

※KP:派閥システムのキルポイント(殺人スコア)


それは多分とても凄い事なんだろうけど、PvP初心者の俺にはよく分からない(*´Д`)

対人戦が一番熱かった時代を駆け抜けた女魔術師。
  
とりあえず・・・ あの男に連絡だ!


私が知る中では最強の現役PvPer、リーサルウェポン・ナブさん。  

果たしてどちらが強いのか、彼にカノさん暗殺を依頼してみよう。
 
 


ニューヨークタイムズ紙 広告欄


G−13型トラクター売りたし、連絡乞う。


                    ヴァルカン

 
 

 

No.362 2005年1月3日(日)




新年明けましておめでとうございます。


ここ数年リアルでは初詣に行ってないのに、ブリタニアでは毎年欠かさず参拝してるなぁ(*´Д`)


    


今年の目標は対人戦闘技術の向上です。
カノさんとの対戦で、せめて1分以上生き残れるようになろう。

 

No.363 2005年1月8日(土)




さて数ヶ月ぶりにAFゲットを目論んでDOOMに数日篭ってきた。
結果的には今回もAFは出なかったのだが・・・。

それでも高性能マジック武器を2個、総抵抗40オーバーの防具を8個、幸運80以上の防具を12個、
瞑想可能かつ秘薬低減-17%以上の防具を10個、良質マジックアクセサリーを山盛り、
それらを重量制限ぎりぎりまでバックパックに詰め込んで、自宅へ持ち帰ることに成功した。


  


しかし総抵抗40や幸運80程度では、ランクとしては中の上といったところか。
強化を成功させ総抵抗50台後半以上、幸運アイテムなら120以上にまで効果を高めてこそ、一級品と呼べる代物となるのだ。

早速ライデンにキャラチェンジして、持ち帰ったアイテムの強化に挑戦する。


ヴァルカン『慎重に頼むぜ・・・、こいつを持ち帰るのはかなり苦労したんでな。』

ライデン『俺の鍛冶スキル117.2、裁縫スキルは118.0だ。腕を信頼して任せときな。
     先日もレスタット氏から強化を依頼されて、100%完全に成功してるんだぜ。』


ライデンは戦利品の詰まったバッグから、先ずは幸運値94のプレートメイルを取り出した。


ライデン『こいつを純金でコーティングする、上手くいけば幸運130以上のお宝に化けるってこった。』


炉で熱して溶かした金鉱石を、ハンマーで叩いてプレートメイルに貼り合わせていく。
手馴れたハンマー捌きで、リズミカルに音を響かせながら作業が進む。

*カン!カン!カン!カン!ドゴン!*

ライデン『あ・・・・』

作業台に置かれたプレートメイルは、無残にも粉々に砕けている。


ヴァルカン『ま・・・ まぁ 気にするな。失敗は誰にでもある。
      そもそも基礎性能が高いアイテムの強化は、一流の職人でも難しい仕事だと聞くしな。』



幸運アイテムの強化結果は、2個成功、10個崩壊 _|⌒|○|||



気を取り直して総抵抗の高い防具をヴァロライト鉱石とB革で強化。

8個全部崩壊 _|⌒|○|||


ライデン『失敗は誰にでも・・・』

ヴァルカン『ここ数日の俺の苦労を返せボケ! この破壊王が!!!(T□T;』


 

No.364 2005年1月22日(土)




カノさんから何でもありのルールで勝負してみようとの申し出があった。
二つ返事でOKして、デュエルの準備を始める。

メイジであるカノさんが相手ならば、物理抵抗は然程気にしなくても良いはずだ。
ストックしてある数々の防具から、物理以外の抵抗値を高めるような組み合わせを探す。

ヴァルカン『うむ、このグローブは物理抵抗は2だが、火と毒の抵抗がズバ抜けて高い。あとは・・・』

そのときセキュアの奥底に仕舞われていた、小さな木箱に目が留まった。


ヴァルカン『何でもあり・・・・ そうか・・・ 何でもあり・・・か。( ̄ー ̄)』

長期に渡って封印していた古い木箱を手に取り、不敵に笑うヴァルカン。

そしてある思惑のために、思い切って首の防具を外すことを決意する。
首防具無しでも物理を除く火・冷気・毒・エネルギーの各抵抗値は十分だ。
   
ポーション、包帯、万全な準備を整えて決戦へGO! 果し合いの場へ赴くと、既にカノさんと見物しにきたレオンさん、パルムが待っていた。
ヴァルカン『お待たせしました・・・ ぬぉぉ!』

よく見ると対戦相手であるカノさんが、AFの白部族と青盾を装備してる!!


ヴァルカン『ちょっと!何でもありとは言っても流石にAF2個は反則じゃない!?』

パルム『バカたれ、あんただって天国斧と青ヘルで2個装備してんじゃん!』



光の速さでツッコミを入れられた・・・。 まぁいい、こちらには奥の手があるのだ。
   
  いざ!勝負!! 先ず先制攻撃とばかりに天国斧をフルスイング! 確かな手応えがあったが、衝撃でヴァルカンの手から天国斧が落ちた。 ヴァルカン『ぐ・・・!ディザームか。』
武器を落とされては何もできないので距離をとると、すかさずライトニングが連打で襲ってくる。 HPが一気に削られる。 しかし今日のヴァルカンは、包帯を巻く速度が異常に速い。 直ぐに回復して再装備した天国斧でダブルストライク!もう一発おまけにダブルストライク! 騎士魔法で一時的に攻撃力を増した天国斧の攻撃が4発、更に追撃の雷がパーフェクトに4回分発動!! どっひゃー! 二桁のダメージ表示が、画面上に都合8回も連続表示された。   カノープス『うぅ・・・ 天国斧の瞬発力を甘く見てました>_<』

いや、カノさん・・・ 悔しがる必要など微塵もありません。

なにせ旧マジックアクセで、ありえない程にドーピングしてましたから(汗)

青ポ、白ポ、紫の花びら、旧ブレスのネックレス、マント、イヤリング
   
   追記: この決戦のあと、カノさんの防具一点が紛失するというハプニングが発生。 ちゃんと保険を掛けてあったのに、跡形も無く消えてしまったのだそうな。 しかも400万GPもした総抵抗値70以上の超高級防具。
  無理とは思うものの、僅かな期待を込めてGMコール。

GM『残念なことですが、どのような理由であろうとも
   無くなったアイテムをGMが戻すことはできません。』


激しく落ち込むカノさん・・・・

パルム『元気だして・・・』

ヴァルカン『きっとまた手に入れられるさ。』

しかし400万GP、、、俺だったら暫くは立ち直れない・・・。
ところが翌日、カノさんはあっさり立ち直り、2,400万GPもするAFの【 Hat Of The Magi 】を買ってた。 いったい幾ら財産持ってんだ、この金持ちめ Σ( ̄□ ̄;

 

No.365 2005年1月26日(水)



デスパイズダンジョンに生息するモンスターが洞窟を出て南下、その軍勢は首都ブリテインを目指して侵攻を開始した。
リザードマンを斥候とし、後続にはオーガロードやタイタンといった上級モンスも含まれている。

ヴァルカンはこの侵攻を、ピアさんからのQメッセで知ることとなった。


(ピア「ブリテイン北側すぐのとこまで、リザードマンが押し寄せてきてる!」)

(ヴァルカン『なんですと!?すぐ行きます!!』)

ついに首都ブリテイン陥落の危機か!?


ブリ北の墓場付近でピアさんと合流して防衛戦に参加。
しかし本隊の第一波は既に撃退したらしく、今は斥候のリザードマンが次々と押し寄せて来ているだけだ。


ピア『リザ男だけだとつまんないな。』

ヴァルカン『確かに・・・、ではちょっとフェルッカ側がどうなってるか見に行ってきます。』


ムーンゲートを通ってフェルッカ側のブリテインへ行ってみると、こっちは大変なことになっていた!

こりゃ驚いた、全米が震撼した、過去に例が無いほどの大部隊が暴れ狂っている。

モンスたちは既に街の中まで攻め入っていて、首都ブリテインはあちこちで火の手が上がっていた。
あまりに大規模な軍勢の襲撃に、衛兵たちも王宮の防衛で手一杯のようだ。

(ヴァルカン『フェルッカのブリテインは火の海だ! 』)

(ピア『えええ!でもFだと青とPKとモンスの三つ巴戦になりそうだから、私はトランメルで狩ってます。』)


(ヴァルカン『了解っす。』)


斥候のリザードマンだけではなく、本隊のタイタンやオーガロードの部隊も次々に攻め入ってくる。
辛うじて冒険者たちが防衛ラインを死守して制圧は免れているが、敵の軍勢は更に数を増して行った。


 


本隊の中には緑色をしたジェネラル(指揮官)というモンスがいて、
そのジェネラルを倒すと稀にPowerとかVanquishingといった旧表記の武器が手に入るようだ。
しかも噂ではVanqishingより高性能な、Mysticという新しい表記の武器も確認されているらしい。

ジェネラルを数匹倒してみたところPowerの武器は結構出るのだが、VanquishingやMysticには全くお目に掛かれない。

倒しても倒しても、新たな軍勢が押し寄せる。
画面を埋め尽くさんばかりに出現するモンスで、何度もBOX死しそうになる。
この混乱に乗じてPK集団が出始めたので、ヴァルカンはやむなく退却したのだった。


しかしMysticとは言わないまでも、せめてVanquisingの武器が一つは欲しい。
そんな訳でステルスシーフのロックで再出撃を試みる。

ステルスでこっそり近づいては、素早く鞄を探るだが、
やはり滅多に出ない物なのか、Vanquising以上の武器は見当たらない。


しばらく鞄を覗きながら歩いていると、近くで赤いマントに身を包んだ冒険者が大声で叫んだ。


赤マントの戦士『出た!出た!出た!やっとヴァンク出たぜ!』

ハルバードを携えた戦士『おお〜 マジかよ!?』


早速ロックも鞄を覗かせてもらう。
確かにVanquishing表記のハンマーピックだ。


赤マントの戦士『この調子でガンガンVanqゲットしようぜ!
        もっと前線へ行ってみようか、みんな包帯の残量はまだ大丈夫かい?』

ハルバードを携えた戦士『まだまだ補充しなくても戦える。よーし!俺も絶対手に入れてやる!』


   


冒険者の一団はモンスのひしめく前線へと突っ込んで行く。
しかしこのとき既にVanquisingのハンマーピックが、ロックの手に渡っていたことに彼らは気づいていない。


  更にその後、VanqハチェットをPCの鞄から盗み出すことに成功♪
周りはモンスだらけなので、殆どの人は盗まれたことに気付いていない様子。


シーフ天国♪ (゜▽、゜)ノ(▽、゜ノ)ヽ(   )ノ(ヽ゜▽、)

 

No.366 2005年2月1日(火)



ファーストキャラとしてブリタニアの地に立ち、3年が経過したフェット。
魔法も使える戦士としてやってきたのだが、今では主力キャラの座をヴァルカンとポネットに奪われた状態となっている。

武器と魔法の両方を駆使する者は多い。
しかしその殆どは魔法攻撃重視で詠唱の繋ぎに武器を使う、所謂「武器メイジ」である。
フェットは武器攻撃重視の魔法戦士なので、近接攻撃力は純戦士や聖騎士に一歩及ばず、
魔法も中途半端。


いつしか自室に引き篭もり、ヴァルカンやポネットの稼ぎで食いつなぐニートと化していったのだった。

そんな怠惰な生活が続くある日、居間のテーブルに置かれた一冊の古ぼけた本を目にする。
ヴァルカンが持ち帰った戦利品の一つだろうか、その本の名は【THE 武士道】

パラパラとページを捲ってみると、それは耳慣れない異国の戦士、サムライの指南書であった。
自室に持ち帰り熱心に読み進める。
   
  全ての自然と神に感謝しつつ、己に厳しくすることで精神を鍛える。
礼節と名誉を重んじ、負けてなお生きることを恥とする。
質素を旨とし、武を練り、教養を高め、何よりも美しく身を処する、それが武士道。

フェットの心の中で何かが変わり始めていた。


このままでは俺はダメになる・・・・。
フェットは今一度己の力を試すため、銀行に預けっぱなしだった装備を持ち出し単身アイスダンジョンに乗り込んだ。 しかし瞬く間に雪エレとアイスオーガロードによって返り討ちにされ、他の冒険者に救出してもらうという体たらくぶり。 そもそも彼の持つ武器は旧金ルニ製のハルバード、防具はフォーチとインバルのフルプレート。 当時は高級品であったその装備も、今ではただのHQにも劣る代物だ。 もし偶然他の冒険者が通りかからなければ、このガラクタ装備すらも失っていたことだろう。 己の不甲斐なさを思い知らされ失意の帰還。 自宅へと帰る途中、街道沿いの防具屋の前でふと足が止まった。 一際目立つ棚の中央に、物理17,冷気19,毒20,マナコスト−6,マナ+2の真新しい鎧が置かれている。 値札に書かれた価格は50万GP・・・、、、収入の無い彼には手の届かない高嶺の花だった。 まるでトランペットに憧れる黒人の子供みたいに、いつまでもショーウィンドウに張り付いて眺めているフェット。 その様子を離れた木陰から見つめている人影がひとつ、、、ポネットだった。
ポネットはそっと近づいてフェットに話し掛ける。


ポネット『欲しいなら買っちゃいなよ。お金ならほら、これで(´▽`)』

フェット『そ・・・ それはヴァルカンのブタ貯金箱では?』


ポネット『どうせあの筋肉バカなんか、黙っとけば気付きゃしないわ。』

フェット『・・・・・・・・。ふむ、ヴァルカンには悪いが暫く借りておくとしよう。』


ポネット『それからこれ、誰も使ってないし。飾っておくばかりじゃ勿体無いから。』



そう言って手渡されたのは、7周年記念の【古代サムライ兜】だった。
一級品の防具を揃えたフェットの抵抗値は、既にヴァルカンのそれを遥かに凌駕している。

 

サムライとして新たな人生を歩みだした男の物語が、今ここから始まったのだ。
  

 

No.367 2005年2月3日(木)



ドゥームダンジョン対岸にて、これまでに何百のボスを倒してきただろう。

飽きもせずに各部屋を回りながら集団でボスを取り囲んでは殴り続ける。
全ては失われた古代技術により鍛えられしアーティファクトを得るため。


   


ヴァルカンも最近ではコツを掴み、以前に比べて死んでしまう頻度はかなり下がってきたようだ。
ボスに攻撃されると途方も無いダメージを喰らうため、誰か別の人にタゲを預けて自分はその人に包帯を巻きながら横殴り。
安全に一体でも多くルート権を取れるよう、なるべく多くの冒険者が集まっている所へ紛れこんで、
ボスのタゲを取らないように上手く立ち回る。

確実に毎回ルート権は取れている。
しかし・・・・ AFは出ない、、、全くと言ってよい程に出る気配が無いのは何故だろう。


もしかして良かれと思って取っていた行動が、実は間違っているのだろうか?

ルート権を取るだけではダメなのか? 神は俺にガッツを見せろと言っているのか?


試すにはかなりの危険が伴うが幸い拾い集めた戦利品は、
荷物持ちとして同行してくれているパルムに昨夜のうちに預けてある。
仮に死んだとしても、それほどの損失は無いだろう。


覚悟を決めたヴァルカンは、湧いたばかりのボスを真っ先に攻撃してタゲを取り、
誰もいない通路の奥へと誘い込んだ。

逃げ場の無い突き当たりまで到達すると、振り返って仁王立ちでボスを待ち構える。
通常は十数人で袋叩きにして倒すボスと、タイマンでガチンコバトル開始!

ポーションがぶ飲み、包帯巻き捲くりで回復に努めるものの
それを上回る勢いでステータスバーは真っ赤に染まり、ザクザクとHPが削り取られていく。


ヴァルカン『ぬおぉぉぉぉ!!死ぬ死ぬ死ぬーーー!!!』


そこへ見知らぬ戦士が駆け寄ってきて、ヴァルカンに包帯を巻き始めた。
首の皮一枚のところで何とか死を免れ、以後はその戦士と二人で一体のボスと戦う。

全てのマナを振り絞るようにダブルストライクを連打。
やがてボスは断末魔の叫び声をあげて、地面に倒れこんだ。


その時だ・・・ ファンファーレと伴に天井から一筋の光が射し込み、祝福の神が舞い降りた!!


 


  キターーーーーー(゜∀゜)ーーーーーー!!!



やはり集団で安全に戦っているのではなく、危険を承知で勇気を示せた者にのみAFは授けられるのであろう。


慌ててボス部屋から秘薬屋まで駆け戻り、片隅でベットロールに包まって寝ていたパルムを叩き起こす。


ヴァルカン『おい!寝てる場合か!!落ち着いてよく聞け!

      ・・・ で・で・で・出た出た、AF出た!!とにかく早く家に帰ろう!』

パルム『ふぁぁ・・・・ AF出たって? またまた・・・ とりあえず帰るの? あい。』


大急ぎで保険は掛けたものの、此処は何が起きても不思議ではないドゥーム対岸。
先日のカノさんの様にアイテムが消失してしまっては堪ったものではない。


説明もそこそこに船着場まで引っ張って行き、有無を言わさず脱出テレポータの中へ蹴り込んだ。
焦りで震えながらも何とか無事に自宅へ辿り着き、ようやく一安心。


ヴァルカン『いやぁ、遂に俺も自力AFゲッターだよ。今までの苦労がやっと報われたなぁ(´▽`)』

パルム『へぇ〜へぇ〜、だったら早く証拠を見せてよ。

    見せられるものなら見せてみなってば、ほら。*疑いの眼差し*』



ヴァルカン『お前、AF出たのネタだと思ってんだろ?』

パルム『そりゃ当然です、そう簡単に出るもんじゃない。』



   Gauntlets Of Nobility
(高貴なる勇者の篭手)


装着者の体力を8増加させてHPと武器の基礎ダメージを引き上げ、
更にこの篭手で握る武器の攻撃力を直接20%も増幅させる。



まさに一撃の威力増大を追求するヴァルカンにぴったりの篭手だった。
パルム 『ええええぇぇ!!
      びっくりした びっくりした びっくりした びっくりした!

     絶対に冗談だと思ってたのに( ̄□ ̄;』



ヴァルカン 『激しく失敬な奴め(*´Д`)』
  

 

No.368 2005年2月7日(月)



ポネットにてFデスパのパワスクに単独参戦。

周辺のモンスをアースクエイクの呪文で一気に殲滅しようとしたとき、ちょっとしたタイミングのずれで完全にボックスされてしまった。
インビジ呪文を唱えたくても最早それも叶わず大ピンチ!

為す術も無くジタバタしていると、見ず知らずの冒険者が数人集まってきて、モンスの囲みを破って助け出してくれた。
丁重にお礼を言って、その後も和気藹々と順調にモンスを倒していく。

ロウソクが何本まで進んだか確認しようと祭壇へ向かうと、ある異変に気が付いた。
さっきまで数名の冒険者がいたはずの場所に、今は一人も見当たらないのだ。
いや此処だけではない、祭壇周辺をぐるりと一周してみたが、冒険者の姿は影も形も消え失せている。

でもEVが何体も残っているので、つい今しがたまでモンス狩りをしていたのは間違いないようだ。


何やら嫌な予感がして戸惑っていると、不意に物陰から赤ネームが襲い掛かってきた!


ポネット『PK!!( ̄□ ̄;』

PK『あちょーーー!!』


獲物を見つけたPKが、嬉々として奇声を発しながら突進してくる!


ポネットは攻撃を喰らいつつもテラサンの宇宙部屋へ逃げ込み、すぐにムーンゲートに飛び込んだ。


戦闘の最中に逃げようというのか!?


ぐっ・・・ 予めポネットが出したEVの攻撃を受けて、攻撃フラグを立てられていたらしい。


狭い宇宙部屋でGHワンドを片手に逃げ回る。


PK『あちょーーー!!』


パラで動きを止められたところへFSを撃ち込まれるも、パラが解けた途端にまたしても脱兎のごとく逃げる。
ムーンゲートには入れないので、テレポータからテラサンキープ方面へ移動。

HPは残り僅かだがPKとの距離は開いている。何とか逃げ切れるか。
この細い回廊に石壁を出せば追撃を防げそうだ。

しかし急に目の前が暗くなり死亡・・・・ あれ? PKとの距離を広げたはずなのに何故?
遅延してダメージが入るEXでも撃たれてたのか? いや詠唱は見えなかったが・・・。

まぁ荷物は全て保険が掛けてあるし、騎乗生物もエセリアルオスタなので保険金以外の損失は無い。
ヘルプスタックで戻り、キャラをヴァルカンにチェンジ。


ヴァルカン『敵は単騎だ、腕試しにちょうど良いわぃ。』


PKに復讐を果たすため、ヴァルカンが一路フェルッカを目指す。


  次回へ続く

 

No.369 2005年2月9日(水)



  前回から続き


ポネットを殺したPKは、予想通りデスパイズに舞い戻っていた。


ヴァルカン『ですとろーい!!Ψ(`▽´)Ψ』


威勢の良い掛け声と伴に、天国斧をブンブン振り回して襲い掛かる。
しかし相手の回避率が相当高いらしく、数発に一回しかダメージが入らない。


PK『あちょーーー!!』

ヴァルカン『死ねゃ!!ゴルァァァア!』


序盤は互角の戦いが続いたが、徐々にヴァルカンが押され始める。

隙を突かれ魔法とワンドを絡めたごっついコンボとか撃ってきたが、ヴァルカンはなんとか持ち堪える。
しかし反撃しようとした途端、急にガクンと力が抜けて残りHPの殆どが消え失せてしまった。

えええ・・・ まただ。 何もされてないのに突然ダメージが入るΣ( ̄□ ̄;
いったいどんな攻撃を喰らったんだ!?

回復のため急いで包帯を巻こうとするも、PKは勝利を確信し薄笑いを浮かべながらトドメの攻撃呪文を詠唱し始める。

最早これまでかと諦めた瞬間、PKの表情が苦痛に歪んだ。


PK『ぐはっ!(吐血)』


いつの間にか一人の戦士がPKの背後に回り込んでいた。
戦士は真っ赤なバーサーカーモールを手に、人間離れした驚異的なスピードでPKを殴りつける。


 *ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!ドカ!*


PK『ぐぬぉぉぉお!』


その戦士の名前には見覚えがある。懐かしい名前だった。 Naburatirowa


ヴァルカン『ナブさん!!』


ずっとトレードマークだった青ヘルに赤ローブ姿ではなく、
和服に黒熊マスクというちょっとアレな格好だったが間違いなくナブさんだった。

※本人曰く「あずみ」をイメージしてるそうな


一気に形勢逆転、今度は二人掛かりでPKを追い回す。
これにはPKも堪らず、背を向けて逃げ出した。
  
デスパ地下二階から地下一階へ、そして遂にはダンジョンを飛び出して戦いの舞台はフィールドへと移る。   次回へ続く

 

No.370 2005年2月13日(日)



  前回から続き


PKは木々の合間を縫ってブリテイン方面へと逃走を続ける。
確か現在のブリテイン周辺は、モンスの軍勢でごった返しているはず。


ヴァルカン『まて!そっちに逃げるのは反則!』


とかモニタ前で叫んでみても、勿論PKは聞きやしねえ。


結構な距離を追跡したところで、ふと気が付くとナブさんがいない。
しまった、深追いし過ぎたかΣ( ̄□ ̄;


追手が一人減っていることに気付いたPKは、逃げるのを止めてヴァルカンに立ち向かってくる。


とりあえず天国斧でダブスト! 馬鹿の一つ覚えのダブストを二連撃。
しかし確率50%の雷は発動しないし、ダブストの2発目は空振りで倒しきれぬまま痛恨のマナ切れ。

そして数十秒後、あっさり殺されてしまったのだった。また遅延して大ダメージ喰らう不思議な攻撃で。

直ぐにナブさんが追いついたので、PKはアイテムをルートする余裕も無くまた逃げ始める。
ヴァルカンは近くにいたヒーラーに蘇生してもらって、無事に荷物を回収できた。


ここでカノさんからQが届く。

(カノ−プス『PKだと遭遇戦でしょうか?
       おそらく今のPKはメイジタイプに忍者とトラックをいれて、DS(デスストライク)が主流だと思います。
       っと言うか殆どがそのタイプです。
       敵が「あちょーーー!」って叫んだなら、間違いなく忍術使いです。
       戦士で倒すのは厳しいかもしれません(´・ω・`)』)

※デスストライク:この特殊攻撃を受けた後に5秒以上経過するか5秒以内に6マス以上動くと、
         攻撃を行った者の忍術スキル値に基づいた追加のダメージを受けることになります。
         このときに受けるダメージは抵抗値で軽減されません。
         また攻撃前に追跡スキルを使用した場合、対象まで間合いを詰める歩数に応じて
         ダメージにボーナスが付加されます。


ヴァルカン『なるほど、遅延して喰らったダメージは、このデスストライクってやつだったのか。』


二人が駆けていった方向へ行ってみると、それほど遠くないところでナブさんを発見。
足元にはPKの死体が転がっていた。


ナブラチロワ『しぶとかったので、名誉の徳を使いました。』

ヴァルカン『名誉の徳?』


ナブラチロワ『はい、徳の貯めかたは分かりますか?』

ヴァルカン『名誉の徳は少し貯めてる。でも使い方と効果を知らない^_^;』


ナブラチロワ『対人戦で名誉の徳を使うと、一定時間攻撃毎にボーナスが上乗せされていきます。
       だから振りの速い武器で10回ほど当てたあと、天国斧に持ち替えてダブスト食らわせれば
       洒落になんないダメージを出せます。
       名誉の徳を使うには、徳を貯めるときと同じマクロを実行してから自分をターゲットすればOKです。』

ヴァルカン『当たるたびにダメージ増加!?Σ( ̄□ ̄;』


これは非常に面白いことを聞いた。
しかも赤ネームはこの名誉の徳を使えないらしいので、かなり大きな武器になりそうだ。

今度PKと戦うときはもっと善戦できるかもしれない。





おまけ

バレンタインデーが近いからだろうか。

ブリテイン東の公園に、仲睦まじきカップルたちの姿が目立つ。

川を挟んだ西側では、冒険者たちが命がけで占領軍と戦っていると言うのに。

こんな街なんかモンスに占領されてしまえ(*´Д`)